長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2013年11月 > 越前がに漁解禁、続々水揚げ 今季セイコは漁期短縮も
日本海の冬の味覚の王様、越前がに漁が6日解禁された。福井県内では越前町や坂井市三国町などから漁船が出漁。各漁港では漁船から続々と新鮮な越前ガニが水揚げされ、港はカニシーズン到来に沸いた。
越前町からは5日夜、底引き網漁船約50隻が出港した。6日午後、カニを載せた船が続々と帰港、船からトロ箱が降ろされていった。港で待ち受けていた地元住民らは、小春日和の柔らかな日差しの中、越前がにブランドの証である黄色のタグを次々と付けていった。
今季の漁期は資源量の減少傾向を受け、漁業者の自主規制によって短縮。雌のセイコガニが11月6~12月31日まで(変更前11月6~翌年1月10日)、水ガニを2月1~3月20日(同1月11~3月20日)とした。雄のズワイガニの漁期は、11月6~翌年3月20日のままで据え置いた。漁期の短縮は、セイコが11年ぶり、水ガニが5年ぶり。