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刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 2010年11月 > 星形のカニ赤ちゃんふわ~り☆ 越前がにミュージアムでふ化
越前がにのふ化シーズンが訪れ、福井県越前町厨の越前がにミュージアムでは、産まれたばかりの幼生が水槽内をふわふわと泳ぎ回っている。体長はわずか3ミリで、体から幾つも突起が出た星のような形をしている。カニには全く似ておらず、来館者は興味深げに見入っている。
同ミュージアムによると、ふ化は昨年末から始まった。例年より1カ月ほど早く、3月下旬まで見られるという。ふ化後1回脱皮した「ゾエア第1期」と呼ばれる段階で、10年ほどで親カニになるという。
現在約5万匹以上おり、約70匹の親カニがいる直径約2メートルの水槽の中をゆらゆらと動き回っている。
納谷一也副館長は「今の時期にしか見られないので、ぜひ見に来てほしい。カニと全然形が違うのでびっくりすると思う」と話していた。