長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2008年12月 > セイコガニ漁獲量11%減109トン ズワイガニは順調推移
福井県水産課がまとめた越前がにの漁獲状況によると、10日に漁期が終了した雌のセイコガニの漁獲量は前年度比11%減の109トンだった。大型クラゲの被害報告はなく、同課は「昨年より若干少なめだが、雄のズワイガニを含めた全体としては順調」としている。
セイコガニの単価は同3%減の1キロ2561円で、漁獲金額は同13%減の2億8千万円。単価が下がったことについて同課は「水産物全体が安値傾向なので、その影響を受けたのではないか」と分析している。
悪天候による高波などが影響し、出漁した漁船と日数を乗じた操業延べ日数(12月末時点)は2012日で同6%減だった。
雄のズワイガニ(脱皮半年以内の水ガニは除く)の12月末時点での漁獲量は同16%増の146トン。同課は「今のところズワイガニは平年より多い状況」と話している。
ズワイガニと11日に解禁となった水ガニの漁期は3月20日まで。