競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2005年4月 > 越前がにフェア人気、銀座三越 浜ゆで直送輝く黄タグ
冬の味覚の王者「越前がに」のフェアが六日、東京の銀座三越で始まった。福井県から直送した黄色いタグ付きの越前がにがずらりと並び、買い物客の人気を集めた。十二日まで。
福井県を代表する食のブランドをアピールし、家庭の食卓でも食べる機会を増やしてもらおうと県の働きかけで初めて実現した。
地下二階の食品売り場にコーナーを設け、越前町で水揚げされた浜ゆでのズワイガニ(一キロ超二万一千円)、セイコガニ(大二千百円)を並べた。同店の客層に合わせ、すしや弁当、セイコガニのグラタン、パスタソースなどもそろえた。
売り場に立った坂井市三国町の温泉旅館の女将(おかみ)らは、身が引き締まり淡泊な味わいの越前がにの魅力をPR。「地元ではカニみそのおいしいセイコもよく食べる」などと説明していた。カニの身をふんだんに使った巻きずし「豪快巻き」を買い求める客も目立った。
十一日は福井ふるさと大使を務めるスポーツプロデューサーの三屋裕子さんが来店。十二日にはカニ剥(む)き名人によるカニの身の早剥き実演も予定している。
また、フェアに先立ち同店は二日の初売りで、ズワイ一匹、セイコ二匹をセットにした一万円の福袋を三十個発売。開店直後には行列ができ、約一時間で売り切れた。