「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2005年3月 > 越前がに求め長~い列 坂井市と越前町でカニPRイベント
冬の味覚の王者「越前がに」をPRするイベントが17日、福井県坂井市三国町と越前町でそれぞれ始まった。初日は雨が降る肌寒い天気となったが、旬の味覚を求める家族連れや県内外からの観光客らでにぎわった。いずれも18日まで。
坂井市三国町の三国サンセットビーチ駐車場では「三国温泉カニまつり」が始まった。三国町内の鮮魚店5軒が出店し、越前がにをはじめ甘エビやイカなど豊富な海の幸を安値で販売。買い物客がじっくりと品定めして買い求めていた。
恒例のガサエビ鍋の無料振る舞い、カニめしやカニ雑炊などカニを使った料理が味わえるコーナーでは長い列ができ、大勢の観光客らが旬の味に舌鼓を打っていた。
会場で友人たちと焼きガニを味わったという中嶋康貴さん(22)は「安くおいしく食べられて満足です」と話していた。
18日は午前6時から午後4時半まで。ガサエビ鍋は午前9時半、同11時半、午後1時半、同3時からの計4回、限定300食ずつ振る舞われる。
一方、越前町の越前かにまつり(福井新聞社後援)は、同町厨のアクティブハウス越前駐車場で始まった。セイコガニが丸ごと一匹入った熱々のカニ汁は午前9時の開場から約1時間半で、用意した500食を完売する人気だった。
町内の約10店が軒を連ねた販売コーナーでは、ゆでたてのズワイガニやセイコガニが市価よりも安く提供された。じっくりと品定めする県内外からの買い物客で終日にぎわっていた。最終日の18日は午前9時から午後4時まで。