「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2003年12月 > 南越前、越前町で来月水仙まつり開幕 水仙配布、カニ鍋販売
冬の越前海岸を彩る「第36回水仙まつり」(越前海岸観光協会連合会主催、福井新聞社共催)は1月15~30日、福井県南越前町と越前町で開かれる。県花水仙がプレゼントされ、越前がにを中心とした海の味覚を堪能できる年始のビッグイベント。開幕に向け、観光協会や自治体、水仙農家などは「寒さに負けない熱気で会場を包もう」と準備を進めている。
同まつりは1976年、越前水仙と越前がにの冬季特産コンビで越前海岸を盛り上げようと旧越前町で初開催され、旧越廼村(現福井市)と旧河野村(現南越前町)が加わって3者で続けられた。昨年度から越廼地区が抜けて2町開催となったが、行事の内容を充実させて心機一転。今年も両町が協力して来場者をもてなす。
まつりは各土日曜に開かれる。1週目は南越前町の河野シーサイドパークで行われる「荒波フェスタ」(15、16日)。水仙無料配布やカニ鍋販売、「水仙体験コーナー」と題した押し花などが楽しめる。
2週目は越前町のアクティブハウス越前で「水仙園フェア」(22、23日)、南越前町の甲楽城拠点公園で「河野わんさか冬まつり」(23日)があり、カニ鍋や海産物の販売が行われる。
最終週の29、30日はアクティブハウス越前で「水仙・カニフェア」。カニ鍋や水仙配布、体験コーナーがあり、30日は越前町の千枚田水仙園でも関連イベントがある。また、21~24日には恒例の水仙生花展が福井新聞社風の森ホールで開かれる。
まつりを盛り上げようと関係者は気合十分。キャンペーンレディーの水仙娘3人は、観光協会や自治体職員と県内外での宣伝活動を続けている。
農家も開幕を心待ちにしており、栽培歴60年の橋詰美代子さん(79)=南越前町糠=は「にぎやかな季節がやって来る」と海岸に臨む急斜面の畑で栽培、収穫に精を出している。
各イベントの詳細は越前海岸観光協会連合会=☎0778(37)1234=まで。