福井県特産の食材を関西の著名人らに紹介し、販路拡大を目指す「ふくいインビテーションフェア」は十五日、大阪市の帝国ホテル大阪で開かれた。関西在住の県出身者や流通業界関係者ら約三百五十人が、新鮮な食材をふんだんに使った料理を堪能した。
タレントの岸ユキさんの司会で開宴し、栗田知事と池端昭夫JA県中央会長が「本県にはコシヒカリをはじめ二十五の特産ブランド品がある。旬の山の幸、海の幸を味わってもらい、本県の食文化を広くPRしてください」とあいさつ。本県産の酒米五百万石と「うららの酵母」でつくられた福井地酒で乾杯した。
会場のテーブルには越前ガニや甘エビ、若狭フグ、若狭牛、越前地鶏(どり)、熊川くずなど特産ブランドを使った洋風、和風の料理がずらりと並んだ。招待客らは、本県自慢の食材を使ってホテルの一流シェフが調理したさまざまな料理を堪能した。
また、手すき昆布や越前おろしそば打ちの実演も披露され、流通関係者らが熱心に見入っていた。たくあんの煮物や鯖(さば)のへしこなど郷土料理も用意され、県出身者らは懐かしい味に舌鼓を打っていた。