漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 1997年12月 > 海の幸に人波、炭火焼き人気 水仙まつり越前町でフェア
第36回水仙まつり(越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催)の「水仙園フェア」は22日、福井県越前町厨のアクティブハウス越前で開かれた。甘く香る越前水仙や、ホタテやエビが入ったカニ鍋、鮮度抜群の多彩な海の幸が販売され活気あふれた。同フェアは23日まで。
大型テントには、山下水産など同町内の鮮魚店を中心に計17店舗が集結。ノドグロや甘ダイ、ハタハタなどの鮮魚や干物をはじめ、カニグラタン、たこ焼きといった調理品を販売した。関東、関西方面から約千人のツアー客も訪れ、大勢の来場者で熱気に包まれた。
人気を集めたのは、購入した魚をその場で網焼きして食べられる炭火焼きコーナー。家族らが火を囲み、ジュージューと脂を滴らせてアジやイワシを熱した。鯖江市から訪れた水野定之さん(74)は「鮮度がいいから、焼きたてだと一層うまい」と熱々のイカをほお張っていた。
その他、最高で越前がに3匹、ハズレでも水仙が当たる抽選会(1回100円)にも長蛇の列ができていた。
水仙まつりは30日まで。23日は水仙園フェア(午前9時半~午後4時半)に加え、南越前町の甲楽城拠点公園で「河野わんさか冬まつり」(午前10時~午後2時)が開かれる。同まつりでは野菜たっぷりのカニ鍋の無料配布(300人分)や魚介の買い物が楽しめる。29、30日にはフィナーレの「水仙・カニフェア」がアクティブハウス越前で催される。