長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 1997年4月 > 東京で福井の物産と観光展 越前ガニ、甘エビなどPR
福井の特産品や観光資源を東京でアピールする県「越前・若狭」の物産と観光展が二十三日、新宿の京王百貨店で開幕した。二十八日まで多彩なイベントを展開。本県のイメージアップにつなげる。
開会式では来場者を前に、栗田知事が「重油事故からよみがえった美しい海の幸や山、里の幸を十分味わってください」とあいさつ。勝山市出身のバレーボール元五輪選手の三屋裕子さんら六人が特産品を満載したたるの”福開き”を行った。
千二百平方メートルの大催事場には約六十業者・団体が海産物や農産物、伝統工芸品などをずらりと並べて即売した。冬の味覚、越前ガニや甘エビ、若狭ガレイ、自慢の越前そば、昆布、伝統に培われた漆器や打ち刃物などに人気が集まり、午前十時からの開店と同時にどっと客が訪れ、買い求めていた。
会場には観光コーナーも設けられ、今回のテーマである「水の美しさ」を表現した写真パネルや越前海岸など県内観光地をとらえた写真、パンフレットで「観光ふくい」をアピールした。期間中、マスメディアをフル活用して積極的な宣伝を行うという。太鼓や獅子舞、越前万歳、トークショー、越前そば全国そば打ち名人東京大会なども行われる。
一方、文京区後楽の東京ドームでは「ふるさとフェア’98」が開幕、本県の特産品などを展示即売した。プリンセス福井による水仙配布や恐竜王国をアピールするステージイベントで、福井の魅力を紹介した。二十五日まで。