越前がにならおまかせ
納谷一也
トップページ > ニュース > VRで越前がに漁体感 福井県越前町・ミュージアム 迫力映像 親子連れ40人満喫
越前がに漁船の出港から荷揚げまでをVR(仮想現実)で体感するイベントが12月24日、福井県越前町厨(くりや)の越前がにミュージアムで開かれた。親子連れなどが臨場感あふれる360度映像に見入っていた。
町観光連盟が新たな観光コンテンツの開発に向けて開いた。この日は午前と午後の2回実施し、県内外から約40人が参加した。
同連盟が制作した7分ほどの映像には、漁船の乗組員たちが勢いよくカニを水揚げする姿や、船上で国の「地理的表示(GI)保護制度」を示す黄色いタグを手早く付けていく様子が収められている。また11月6日に同町の越前漁港内の大樟(おこのぎ)荷さばき所であった、活気に満ちた初競りも収録している。
ゴーグルを装着した参加者たちは、仮想現実の世界を体験。頭を上下左右に大きく動かして、映像を楽しんだ。VR初体験の小学4年児童は「実際に船に乗って、漁に参加したみたいに感じられて楽しかった」と話していた。
このほか、同ミュージアムの見学や、訳ありの雌のセイコガニを使った「マイセイコ丼」づくりにも取り組んだ。イベントは25日まで。