長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > PR > 都内水族館で坂井の海自慢 三国高生
坂井市の海の魅力を首都圏住民に発信する特別展が11日、同市が連携協定を結んでいる東京・品川区のしながわ水族館で始まった。初日は三国高生3人が越前がにの生態や海女の仕事を来場者にPRした。
交流イベントは2015年、19年に続き3回目。東尋坊のほかにも、海女漁など知られていない魅力があると「坂井市のらしさ、かがやく。海の学び舎(や)」のコンセプトでパネルや水槽を展示した。水槽は四つあり、ズワイガニ3匹、マハタやフグの稚魚、ウニやアワビの稚貝を展示。生の越前がにや最上級ブランド「極(きわみ)」のはく製の大きさに、家族連れらは驚いていた。
オープニングイベントで、三国高の地域探究同好会の伊藤恵太さん(3年)ら3人が、三国港特産の「甘えび汁」を振る舞った。すぐに行列ができ、150食分が1時間内でなくなるほど人気だった。伊藤さんは「地元でよく食べているもみワカメも紹介した。『三国は行ったことがある』という人もいてうれしかった」と話していた。この日同館には1300人超の来場者があった。同展は19日まで。