「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > PR > 北陸3県観光 大迫力で発信 敦賀駅に大型LEDビジョン 福井は越前がに、水島 3.16開業 北陸新幹線
北陸新幹線敦賀開業が16日に迫り、敦賀駅の2階コンコースの乗り換え改札を挟んだ新幹線側には、2基の大型3面LEDビジョンが設置された。立体的な表現や、側面で地図やキャッチフレーズを映すなど、大型3面の特性を生かした映像で北陸3県の観光情報を発信する。
JR西日本が管内の北陸新幹線駅構内では初めて設置。正面が幅2メートル、高さ2メートル、側面はともに幅1メートル、高さ2メートルで木製の台座は、北前船をイメージしている。コンコースを行き交う乗り換え客らを挟むように向かい合わせで並べた。
放映する映像は、福井、石川、富山の各県が共同や個別に制作した。北陸3県観光PR映像は、今秋に展開するJRの大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」のテーマ「五つの美」に合わせた内容。このうちの「美観」のテーマでは、日本最古の鉄道トンネル群「旧北陸線トンネル群」(福井)や海越しに立山連峰を望む「雨晴(あめはらし)海岸」(富山)などを取り上げている。
福井市の足羽川桜並木の夜桜や、“北陸のハワイ”と呼ばれる敦賀市の無人島「水島」、越前がになどは3面を効果的に使った立体的な表現になっている。
乗り換え改札の在来線側では、嶺南広域行政組合が設置した幅10メートル、高さ2・8メートルの巨大デジタルサイネージで迫力の映像を発信する。ともに始発から終電までの午前5時45分から午後11時45分まで放映する予定。福井県の担当者は「北陸の見どころを多くの人に知ってもらい、何度も何度も訪れてほしい。乗り換えの合間に、北陸の旅の楽しみを見つけてもらえたらうれしい」としている。
嶺南広域行政組合は駅西口への連絡通路にB1判(幅72センチ、縦103センチ)ポスターが掲示できるインフォメーションボード6枚も設置した。