トップページニュースブランド > 越前がに黄色タグ、セイコにも装着へ ズワイとブランド化目指す

越前がに黄色タグ、セイコにも装着へ ズワイとブランド化目指す

2007年12月01日

ブランド

黄色いタグでブランド化が進められているセイコガニ=27日、福井県越前町厨 「越前がに」(ズワイガニ)の雄に付けられたプラスチック製の黄色いタグは十年前にお目見えし、今では福井県ブランドを示す標識としてすっかり定着。一方、雌のセイコガニにもタグを付け他県との差別化を図ろうという動きが浸透してきている。県や県漁連は今後、雄雌合わせて全国にPRしていきたい考えだ。

 雄ガニのタグは県漁連が一九九七年に作製し、翌年に定着。今では三国、越前、敦賀、小浜の各漁港に水揚げされた雄ガニすべてに装着されている。

 セイコへの装着を県内で初めて開始したのは、越前がに総水揚げ量の約七割を占める越前町漁協。兵庫や鳥取、石川県沖産の割安なカニとの差別化を図ろうと二〇〇四年、越前漁港で水揚げされたことを示す黄色いタグを小型底引き網組合が作製した。

 タグの表面には越前がにのキャラクターをデザインし、裏には船名を入れた。足の細いセイコガニに合わせて留め具を工夫。一度外すと再度付けられないようにした。

 同漁協の小型底引き網漁船四十八隻が付け始めたところ、地場産の区別がしやすいと消費者や仲買人に好評。今年は商標登録を行い、敦賀漁港に水揚げする沖合底引き網漁船六隻にも拡大。当初定めていた装着規格も緩和した。同漁協は「消費者や量販店もタグ付きを求めることが増え、定着しつつある」とみている。

 三国漁業協同組合も昨年、試験的にタグ装着を実施。ただ所属する沖合底引き網漁船の漁獲するセイコは一隻当たり四千―五千匹で、一匹ずつタグを付けると数時間掛かるため、タグ以外の方法も含めて検討するとしている。

 県水産課は「タグに何らかの改良を加えるなど、労力を軽減する工夫をして、県内全体でセイコガニのブランド化に取り組みたい」とし、県漁連も「雄だけでなく雌も含めた越前がにとして、PRしたい」と話している。


おすすめの宿

おすすめの宿一覧

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

みくに隠居処

みくに隠居処

国内最上級品質の「三国産」越前がにを使用したコース料理が日帰りで楽しめる。家族や会社の小旅行などでも気軽にご利用頂けます。

越前かに料理「鹿島」

越前かに料理「鹿島」

三国の海・空そして極上の越前かにフルコース料理!

越前がに職人

一覧

至高のカニを確実に提供

刀根瑛昌

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

カニのあんかけチャーハン

カニのあんかけチャーハン

2人分

カニチャーハンにとろ~り、あんをかけてプロ風の仕上がりに。