漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > イベント > 新鮮越前がに より取り 福井県越前町・道の駅 朝市始まる
今月6日に漁が解禁された越前がにを堪能できる「越前がに朝市」が12日、福井県越前町厨(くりや)の道の駅越前で始まった。越前漁港で水揚げされた新鮮なズワイやセイコがずらりと並び、初日から県内外の大勢の買い物客でにぎわった。朝市は27日まで毎週土日曜に開かれる。
目玉の即売会には、地元鮮魚店6店が出店。午前9時の開場と同時に買い物客が列をなし、出店者たちは「いらっしゃい」「特大セイコだよ」などと威勢よい売り声を響かせた。
飲食業者らも出店し、セイコのほぐし身と内子、外子を盛った甲羅蒸しや浜焼きなどを販売。会場に香ばしい磯の香りを漂わせた。
夫婦で訪れた福井市の男性は「県外の親戚に送るカニを買った。去年より少し安かったので、気持ち多めに買いました」と笑顔。町漁協の担当者は「今のところ好天に恵まれ漁も好調。セイコの漁期は年内いっぱいなので、早めに買いに来てもらえれば」と話していた。
朝市は町漁協や町商工会などでつくる実行委が主催。新型コロナ対策として飲食スペースは設けず、テイクアウトのみとする。各日午前9時~午後2時。