「越前がには日本で一番おいしいカニ」
田村幸一郎
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県内へのインバウンド(訪日客)誘致に向け、杉本達治知事は8月29日、シンガポールを訪れ、県が展開している「福井フェア」を視察した。現地の旅行会社の担当者やインフルエンサーらに食や伝統工芸、観光地などをトップセールスでアピールした
シンガポールでのフェア開催は昨年に続き2回目。駅ビル商業施設運営のルミネ。(東京)の海外旗艦店「ルミネシンガポール」で8月下旬から9月末まで、越前漆器や越前焼などを展示販売している。杉本知事の視察に合わせ、越前和紙の販路を国内外に広げている杉原商店(越前市)の杉原吉直社長が講師となり、和紙の風合いを楽しみながら封筒などを作るワークショップも行った。
杉本知事のトップセールスは、JR東日本が現地に構える観光誘客施設「ジャパンレールカフェ」で実施。訪日旅行を扱う旅行会社の担当者やインフルエンサー、バイヤーら33人を招待し、越前がに、そば、地酒といった食や、県立恐竜博物館、大本山永平寺、あわら温泉など訪日客に人気の観光地を売り込んだ。
招待客から「豊富な食を中心とした旅行プランを作成してみたい」(旅行会社担当者)、「東京、大阪、京都の次の旅行先を探しているシンガポール人に福井を提案したい」(インフルエンサー)などの声が聞かれたという。