トップページニュース2015年5月 > 冬待つ“亀” 波間 漆黒に浮かぶ

冬待つ“亀” 波間 漆黒に浮かぶ

2013年11月05日

風景

夕日近くが頭、中央手前が足。亀が沖合に泳ぎ出るように見える亀島=福井市松蔭町 波が固さを帯び始めた。低く重くのしかかる雲、暗く沈んだ海。越前海岸の冬装いの始まりだ。夕日を浴びて漆黒に浮かぶのは、その形から亀島(がめじま)とよばれる周囲200メートルの小さな島だ。地元には、千手観音を乗せて舞い降りた亀が島になったと伝わる。

奇勝奇岩で知られる同海岸には、異名を持つ岩々が点在する。鉾(ほこ)島、弁慶の洗濯岩、軍艦島、夫婦岩などなど、それぞれのいわれや伝承と照らし合わせての散策は、越前海岸の魅力だ。

寒さが募るにつれ迫力を増す日本海。日本三大群生地といわれる越前水仙、味覚の王者越前がにはもうすぐだ。この“亀”も冬眠せず、越前海岸が輝く季節を待ち構えている。  (写真・柿木孝介、文・菊野昭彦)

【亀島】福井市松蔭町の海岸近くの小島。弁天様がまつられているので弁天島とも。6日に解禁される越前がにを扱う鮮魚店や宿泊施設などが並ぶ国道305号線から見ることができる


関連するニュース

全て見る

おすすめの宿

おすすめの宿一覧

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

長者町 いわし屋

長者町 いわし屋

至高のゆで蟹の秘密は絶妙のゆで時間

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

らでん

らでん

越前がにを極めて30年以上。県内一のかに問屋が営む日本食レストランで、越前海岸と同じ最高の鮮度と味のカニを楽しめる。

越前がに職人

一覧

「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献

壁下誠

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

越前ブイヤベース

越前ブイヤベース

4人分

越前がにの甲羅のうまみが絶品