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納谷一也
トップページ > ニュース > 2012年2月 > カニフェアに観光客が殺到、越前町 水仙まつりが開幕
冬の越前海岸の魅力を満載―。第二十五回水仙まつりの開幕を飾るイベント、越前町「水仙・カニフェア」が十六日、福井県越前町の越前岬水仙ランドで開かれた。水仙の無料配布や海の幸の即売会が行われ、大勢の観光客でにぎわった。
水仙娘三人が水仙千本を配り、詰めかけた人たちを歓迎。水仙の館横にカニなべやカニ飯、海産物などを並べたテントが軒を連ね、市価の約三割安で越前ガニや甘エビ、干しガレイなどが販売された。また、越前ガニやミズガニが当たる抽選会には長蛇の列ができるほどの人気ぶり。自然文学資料館では押し花体験が開かれ、親子で取り組む姿が見られた。
まつり開幕日としては久々の好天に恵まれ、訪れた人たちは日本海をバックに記念撮影したり、満開の水仙畑を散策するなど思い思いに冬の越前海岸を楽しんでいた。
同ランドでは二十二日まで水仙切り花体験やスタンプラリーが繰り広げられる。二十三日には越廼村で「水仙まつりINこしの」が開幕。二十三日と三十日に水仙の里公園で物産展やカニのプレゼントをする。また三十一日からは河野村で「荒波フェスタ」が始まり、北前船主の館・右近家駐車場で二月六日に水仙無料配布や海鮮なべ振る舞いなどが行われる。
今シーズンは水仙の生育が一カ月近く遅れているため今が最盛期。二月中旬まで見ごろが続くという。