「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
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福井県内の消防団をPRするマスコットキャラクターの愛称が「カニ防(ボウ)」に決まり、名付け親となった敦賀消防署気比分署消防司令補の橋詰敦成さん(37)=敦賀市=の表彰式が30日、県庁で行われた。
マスコットキャラクターは、越前がにをデザインしたヘルメットをかぶった元気な消防団員を表しており、大阪市のグラフィックデザイナー塩崎まさよさんが考案した。愛称募集には県内から520作品の応募があった。
「カニ防」の愛称は、橋詰さんを含む11人から応募があった。この中で、愛称の由来を「『カ』(火)を防ぐとの意味を込めている」などとした橋詰さんが最も高く評価され、最優秀賞に輝いた。
表彰式で橋詰さんは、県消防協会の藤田貞武会長から表彰状を受け取った。橋詰さんは「消防団の方々はプライベートを割いて活動している貴重な存在。高齢化が進む中、多くの若者が消防団に入ってくれるよう、消防団のPRの一助になれば幸い」と話していた。
県危機対策・防災課によると、今年4月1日現在の消防団員数は5688人で、定数に対する充足率は96・3%