「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2011年11月 > カニに合う酒「蟹至福」商品化 田嶋酒造(福井)きょう発売
田嶋酒造(福井県福井市桃園一丁目、田嶋徳彦社長)は、カニをよりおいしく味わう山廃仕込みの本醸造酒「蟹(かに)至福」を商品化、越前ガニ漁の解禁に合わせて六日から発売する。
同社は昨年、カップ酒コンクールに「越前がにカップ」を出品し、最高賞に次ぐデリシャス賞を受賞。その後、同社商品を扱う総合酒類問屋、鎌仁商店(越前市)から、飲食店向けの全国展開を勧められ、新名称で共同企画として販売することになった。
カニに合うように原酒と水の割合など全体のバランスを重視。酒米は大野産の五百万石を使用した。最近は少量瓶が主流だが、原点の一升瓶で発売。昔ながらの山廃仕込みのため、一升瓶でも劣化しにくいという。田嶋社長は「舌当たりはまろやかだが、上品なキレがある。刺し身や鍋との相性もいい」と話している。販売は三月までの期間限定。一本二千三百円。田嶋酒造、鎌仁商店などで販売する。