「かにまつり」のPRに奔走
池野政義
トップページ > ニュース > 2011年8月 > 「食美味」福井県全国5位、宿泊旅行民間調査 おいしい食べ物に越前がに
リクルート(本社東京)が今春実施した国内宿泊旅行調査によると、都道府県別魅力度ランキングの「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」部門で福井県が5位に入った。一方、「楽しめるスポットや施設が多かった」の大人部門は46位、若者部門も44位。福井県の食には満足、でも遊ぶ場所がない-という旅行者の評価が出た。
リクルートのじゃらんリサーチセンターが4月、インターネットを通し、昨年4月から今年3月までに国内旅行した約1万5500人に対して調査した。
食の満足度は、県内に宿泊した旅行者の72・4%が「そう思う」「ややそう思う」と回答。前回の10位から順位を上げた。おいしい食べ物として越前がに、刺し身、越前そば、ソースカツ丼、焼き鯖寿司(すし)を挙げた人が多かった。石川県が3位、富山県が8位で北陸3県とも10位以内となっている。1位は、カツオ料理の高知県だった。
そのほかの本県のランキングをみると、「魅力のある特産品や土産物が多かった」25位、「子どもが楽しめるスポットや施設が多かった」26位、「地元の人のホスピタリティ(もてなし)を感じた」29位、「魅力的な宿泊施設が多かった」37位など厳しい評価となった。
県観光振興課は「食は福井県の観光資源の代表であり継続して売り込んでいきたい。今後は、県立恐竜博物館や県子ども家族館など家族で楽しめるスポットのPRに力を入れたい」と話している。