「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2008年2月 > 越前がに、サバずし…特産品販売も 東京・神楽坂でまつり
福井県自慢の旬の味覚を一堂に集めるイベント「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」(県、若狭湾観光連盟主催、福井新聞社共催)は23日、東京都新宿区の神楽坂通りで開幕した。全国から観光客が訪れる「街歩き」のメッカで、福井ブランドを発信する。24日まで。
神楽坂は、江戸時代に小浜藩主の酒井忠勝が構えた屋敷から江戸城の牛込御門に続く登城道として整備されたのが起源。イベントは2008年から開かれており、今年で5回目。
メーン会場の赤城神社で行われたオープニングセレモニーでは、西川知事が「北陸新幹線がまもなく金沢まで開業し、福井が近くなる。福井の魅力を知ってもらい、神楽坂が福井との懸け橋になることを期待」とあいさつし、開幕を祝った。
境内ではテントが並び越前がにやサバずしなど特産品の試食・販売が行われた。また地元の神楽坂商店街の協力を得て沿道に観光PRコーナーが設置されたほか、ふくいブランドコーナーでは県産品の販売と恐竜の骨格が展示され、家族連れの人気を集めた。
若狭路浪漫教室と名付けたへしこの料理教室では、へしこのいろいろな食べ方などが紹介されていた。
時代衣装を着飾った武士の格好をした人たちが通りを練り歩く「登城行列」も行われ、酒井忠勝や徳川家光役らが槍(やり)持ち、弓持ちを引き連れ、かつての登城の光景を再現。沿道では大勢の人たちがカメラを構え、見入っていた。