競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2006年10月 > 越前ガニ掲げてお礼 画面通じ復活アピール
「好きです福井」県民運動実行委員会は11日、ロシアタンカー重油流出事故で被害を受けた福井県三国町安島の大湊神社と、東京の銀座ソニービルソミドホールをNTTマルチメディア会議システムで結び、トークショーを開催。ボランティアへの感謝ときれいになった海をPRした。
トークショーは同委員会が企画した「ありがとうキャンペーン」の一環として午後三時から始まった。同神社側には松村忠祀宮司や浜田武一・三国町助役、成瀬亮一・県漁連代表理事会長ら六人が登壇者として参加、同ホール側では作家の山根一真さんが司会を務め、東京周辺在住で重油災害復旧に加わったボランティアらが出席した。
この中で浜田助役は「全国から集まったボランティアの皆さんにお礼を述べたい。重油事故を風化させることなく後世に教訓として残すことに今後努めていく」。成瀬会長は越前ガニを手に「復活した三国の海でとれました。ぜひ食べに来てください」とアピールした。
この後「ボランティアによる災害復旧」をテーマに山根さんの軽快な司会で、銀座と安島の間で討論が繰り広げられた。同ホールでは同神社内の様子が大画面で映し出され、一方、同神社側では社務所に設置された二台のモニター通して両会場を見ることができ、大勢の人が取り囲んでいた。
またトークショーと併せ同神社前では安島区民や町社協が中心となって「好きです三国感謝祭」を開催。訪れた町内外の百三十人にガイドブックをプレゼントしたほか甘酒やぜんざいを振る舞った。