長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2005年3月 > カニの幼生ふわふわ卵ふ化続々 越前がにミュージアム、越前町
福井県越前町厨の越前がにミュージアムでは、越前がにの卵のふ化が進んでいる。ふ化した幼生が水槽内を漂う姿は今月いっぱい楽しめる。
ふ化は一月下旬から始まった。現在は、今シーズン仲間入りしたカニが産卵している。
ふ化した幼生は、四本のトゲや泳ぐ器官としての遊泳脚を備えた第一期ゾエアと呼ばれる段階で、体長は約一ミリ。水槽の上部をふわふわと浮遊している。
幼生はこの後、稚ガニへの飼育設備に移動。第二期ゾエア、メガロッパと脱皮を繰り返し変態の後、約三カ月後にはカニ本来の形をした約五ミリの稚ガニに成長する。