競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2001年3月 > シーズン終了目前、越前がにに舌鼓 敦賀、坂井でイベント
今シーズンの越前がに漁が20日に終わるのを前に10日、福井県敦賀市と坂井市三国町でそれぞれ、カニや海産物を味わうイベントが開かれ大勢の観光客らでにぎわった。
釜揚げ見学 試食で笑顔 敦賀
敦賀商工会議所や敦賀観光協会などでつくる実行委は敦賀水産卸売市場周辺で「敦賀港蟹(かに)かに大感謝祭」を開いた。
釜揚げ見学とゆでガニ試食体験が計3回行われた。この日の朝、敦賀港に水揚げされた越前がにが釜ゆでされ、来場者はその場でカニみそをすすり、足肉を味わっていた。神戸市から訪れた会社員の石橋和夫さん(48)は「カニは大好き。ゆでたては甘くて特においしい」と笑顔を見せていた。
またカニ汁が1杯100円で、カニや鮮魚、干物がほぼ卸値で販売された。敦賀ラーメンの屋台も並び来場者の人気を集めた。
大感謝祭は11日も午前10時から午後1時まで開かれる。ゆでガニ試食は1人500円で、予約が必要(当日も可)。問い合わせは敦賀観光協会=080(4253)5436。
漁師鍋堪能 新鮮エビも 坂井
坂井市の三国魚市場では三国温泉カニまつり感謝祭が開かれた。漁師鍋や甘エビの刺し身が振る舞われ、大勢の人でにぎわった。
大漁旗で飾られた市場には、カニや魚を市価より3~5割安く販売する「とれたて市場」、甘エビのから揚げや三国名物の酒まんじゅうなどを売る「うまいもん市場」が並び、訪れた人は市場の雰囲気を楽しみながら品定め、買い求めていた。カニやエビが入った漁師鍋や、とれたて甘エビの刺し身の振る舞いが2回ずつあり、家族連れらの長蛇の列ができ、熱々の汁や新鮮なエビを堪能していた。