「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2000年12月 > 越前がにモチーフに山車を制作 小中生、創作自動車の性能競う
創作した自動車模型の性能を競う小中学生の大会が24日、福井市営三秀プール講堂であった。操作性に加えデザイン力も採点対象とあって、感性が光る作品がそろった。
発明協会主催の第4回「全国少年少女チャレンジ創造コンテスト」の県予選。同市発明クラブの小中学生約40人が13チームに分かれて、夏休み中に創作に励んだ。
有線コントローラーで操作する電動模型に「山車」を連結させて走らせる。タイヤの回転力を山車の工作物に伝えて動かす「からくり」の工夫、ユニークさも問われた。
山本賢一朗君(旭小6年)、栖村峻成君(清水北小5年)ペアは「福井らしさをPRしたい」と、鯖江市産の眼鏡を掛けた越前がにをモチーフに山車を制作した。走らせると両足が上下に動き、「大漁旗」が回転、走行性能も抜群だった。
同クラブ指導者が後日、発明協会に最優秀チームを推薦。選考を通ると11月に東京で行われる全国大会に出場できる。