競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2000年6月 > 越前がには快走の力、F1佐藤さん 英大使館で壮行会
F1レースのシーズンインを前に、日本の「スーパーアグリ」に所属する佐藤琢磨選手の壮行パーティーが七日、東京のイギリス大使館で開かれた。佐藤さんは好物の越前がにを味わいながら「最高の走りを目指して頑張りたい」と健闘を誓っていた。
越前がにと地酒は、福井県坂井市に本社がある港区南青山の日本料理店「ありそ亭青山」が提供した。佐藤さんを支援する英国のヴァージンアトランティック航空の提携店となっている縁で、一昨年から同店で佐藤さんの壮行会を開いている。今年は、佐藤さんが英国フェア「UK―JAPAN2008」の親善大使を務めることから会場を大使館に移し、例年通り越前がにが持ち込まれた。
佐藤さんやグレアム・フライ大使夫妻に越前がにを、集まった日英両国の関係者ら約二百人には水ガニ五十匹を用意した。永平寺町の地酒「優勝」のたるを鏡開きした佐藤さんは「エキサイティングなレースを見せたい」と意欲を披露した。
佐藤さんにとって越前がには「毎年これを食べて開幕戦に臨み、昨年はすごくいいスタートが切れた」という開幕に向けての”縁起物”。「今年は序盤戦は厳しいレースになりそうだが、中盤から盛り返して自己ベストを更新したい」と笑顔を見せていた。
佐藤さんは十日にオーストラリア入りし、十六日の第一戦オーストラリア・グランプリに参戦する。