競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 1999年11月 > 県外駅に越前がに、恐竜PRする大型広告 北陸新幹線金沢開業に備え 埼玉、群馬、長崎
西川知事は23日の定例記者会見で、北陸新幹線金沢―敦賀の早期開業に向け、鉄道建設・運輸施設整備支援機構と県が協議する「県北陸新幹線建設事業推進会議」の初会合を11月7日に開くと発表した。新幹線の建設事業を円滑に推進するための実務的な協議の場とし「会議をテコにしながら事業を迅速に進めたい」と意欲を語った。
知事は9月県会で、鉄道・運輸機構との協議の場の設置方針を示していた。同会議のメンバーは、福井県側が満田誉副知事のほか東村健治総合政策部長、齊藤清一農林水産部長、西山幸治土木部長、高島善弘新幹線・交通政策監の5人。機構側は深沢成年大阪支社長ら5人で、計10人で構成する。
原則的に11月と5月の年2回開催し▽事業説明会で出た住民意見や要望の計画への反映▽建設事業の実施工程や進ちょく状況など情報の共有化▽県道との一体工事になる新九頭竜橋(仮称)など県と機構の事業調整―が協議の具体的テーマとなる。地元建設業者に対する工事発注の拡大についても意見交換する。
県側代表の満田副知事は「初会合では(起工式後の)スケジュールがどう進んでいるのか、今後どう進めるのか意見交換する。どのような話題で議論していくのかも整理したい」と話した。
西川知事は機構側と連携、情報共有する意味を強調した上で、同会議での議論を踏まえて国への要請活動に取り組む考えも示した。
また、2014年度の北陸新幹線金沢開業に備え、11月から大宮駅(埼玉県)、高崎駅(群馬県)、長野駅に越前がにや恐竜をPRする大型広告を掲示することも明らかにした。