トップページニュース1997年12月 > カニ漁あす解禁、近年回復傾向で期待 「重油」も一段落

カニ漁あす解禁、近年回復傾向で期待 「重油」も一段落

1997年11月05日

解禁

 冬の味覚の王者、越前ガニ漁があす六日、解禁となる。資源保護によって漁は近年回復傾向にあるうえ、今年初めに起きた重油事故も一段落。順調な水揚げが期待されている。漁期は、雌のセイコが来年一月十日まで、雄のズワイと脱皮直後の水ガニが三月二十日まで。

 福井県三国町や越前町から五日夜、計約七十隻が出漁。六日午前零時に一斉に網入れし、夕方に寄港した後、今季の初競りが行われる。

 解禁を前に、県水産試験場は四日、今年四―十月に行った重油影響調査の結果を公表。カニ漁場を含む水深百―四百五十メートルの海域では海中、海底に重油の痕跡はみられず、島根県沖に沈没したままになっている船尾からの流出油の影響も見られないとした。

 県水産課によると、越前ガニの水揚げは昭和五十四年に二百トン余りまで減少したが、漁期短縮などの資源保護により、平成七年シーズンは約五百二十三トン、重油事故など特殊事情があった昨シーズンでも約五百三トンと回復傾向が続いている。

 今年は、一月から漁業資源保護を目的に漁獲可能量(TAC)制が導入され、本県のズワイガニ(セイコや水ガニを含む)の水揚げ量は十二月末までで五百二十トンと割り当てられている。昨シーズンの一―三月で約二百五十トン水揚げされているため、年内の水揚げは最大でも約二百七十トンとなる。

 ただ、TAC数量は過去の実績を基に決められているため、同課は「漁の制限は必要ないだろう」と話している。


関連するニュース

全て見る

おすすめの宿

おすすめの宿一覧

越前厨温泉 あらき

越前厨温泉 あらき

限定6室 海と夕日と蟹の旅館

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

らでん

らでん

越前がにを極めて30年以上。県内一のかに問屋が営む日本食レストランで、越前海岸と同じ最高の鮮度と味のカニを楽しめる。

越前かに料理「鹿島」

越前かに料理「鹿島」

三国の海・空そして極上の越前かにフルコース料理!

開花亭

開花亭

国指定有形文化財に選ばれた歴史ある老舗料亭。ここでしか出会えない、職人技が光る贅の限りを尽くした越前がに料理を堪能できます。

越前がに職人

一覧

越前がにならおまかせ

納谷一也

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

越前かにまんじゅう

越前かにまんじゅう

10人分

越前がにのうま味をぎゅっと詰め込んだ一品