競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 「福井らしさ」の発信 県民全員が宣伝隊に シンフクイケン 3.16開業
「越前がにの漁場は港から近いので、新鮮なまま店に運ばれて提供されます」。2023年12月、福井市の通称・片町の飲食店。観光関連事業を手がけるamite(アミテ、本社福井市)社長の大森望央さんが“冬の味覚の王様”をPRした。
旅先に滞在しながら仕事をする「ワーケーション」を推進する県事業の一環で、県外から企業経営者ら4人が参加。2泊3日の日程で、東尋坊やあわら温泉の足湯施設「芦湯(あしゆ)」などの観光地を堪能した。片町のビルに支社を構え、東京と福井を行き来するウェブ関連企業代表の都丸哲弘さんは「福井は見るべきもの、食べるべきものが豊富。来るたびに発見がある」と魅力を語った。
3日間案内役を務めた大森さんは「『福井には何もない』なんてことはない」。新幹線開業を目前に控えた今こそ、県民一人一人が福井の“宣伝隊”として動いてほしいと期待を込める。