「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 空き家で海鮮、陶芸販売 福井市蒲生で10月21、22日マルシェ 「町並み味わって」
福井市蒲生町の旧国道305号沿いで10月21、22日、空き家を活用したマルシェ「港町旧道商店街」が開かれる。かつての活気を取り戻そうと、まちづくり団体が企画。海が近く古民家が立ち並ぶエリアに20以上の事業者が集まり、海鮮や陶芸品などを販売する。
同町を含む越廼地区は、漁業で栄えたレトロな雰囲気のエリア。2002年に現在の国道305号が開通するまで多くの商店が軒を連ね、地元住民や観光客らでにぎわったという。地区の人口減少に伴い、現在は数店舗まで減った。
かつてのにぎわいを知る同団体「越前海岸盛り上げ隊」隊員の枩田卓也さんらが商店街の復活に向け考案。空き家を清掃し、市内外の事業者に出店を持ちかけた。とれたての海鮮丼や手作りアクセサリーの販売、写真や版画の展示などを行う。
両日午前10~午後4時。問い合わせは同隊=メールinfo@discoverechizen.com。枩田さんは「懐かしい風景が再び見られるのは楽しみ。町並みを味わい買い物してほしい」と来場を呼びかけている。