競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > カニの赤ちゃん ふわふわと 福井県越前町・ミュージアム ズワイのふ化ピーク
福井県越前町厨(くりや)の越前がにミュージアムで、ズワイガニのふ化が進んでいる。体長約3ミリの白く透き通った“赤ちゃん”が水槽の中で雪のように浮遊し、来館者を楽しませている。ふ化は3月末まで続くという。
同ミュージアムによると、ふ化は昨年末から始まり、現在がピーク。ふ化して約1時間後に脱皮した幼生「第1期ゾエア」が、ふわふわと漂っている。よく見ると4本の触角と足、腹節が観察できる。これから3度脱皮を繰り返し、3カ月ほどで稚ガニとなる。
水槽の底を這(は)う約150匹の雌ガニと4匹の雄ガニに対し、幼生は水面近くに集まってプランクトンを食べている。
雌ガニは1年に一度、1匹当たり約10万個の卵を産み、7万個ほどがふ化するという。