「越前がには日本で一番おいしいカニ」
田村幸一郎
トップページ > ニュース > 地域 > 新名称は「東尋坊三国温泉」 戸田正寿さん作、新ロゴも 新幹線向け全国再発信
三国温泉をもっとビッグネームに―。福井県坂井市の三国温泉組合と一般社団法人DMOさかい観光局は10月25日、同温泉の新名称「東尋坊三国温泉」とロゴマークを市役所で発表した。ロゴマークはアートディレクター・戸田正寿さん(74)=同市三国町=が手掛け、温泉マークをベースに東尋坊、三国、温泉の3本柱を並べたシンプルなデザイン。関係者は「観光地として“全国区”の東尋坊を冠した温泉として、北陸新幹線開業間近のこのタイミングで広く全国発信したい」と意気込んでいる。
記者発表会には、同組合の大徳真一組合長、同観光局の刀根亨代表理事、戸田さんと池田禎孝市長が同席した。名称について大徳組合長が「誰もが知っている東尋坊を名称に付けることで、坂井市三国の温泉とすぐに分かってもらえる」と変更経緯を説明した。
三つのロゴマークが披露され、戸田さんが「依頼された時にすぐに温泉マークが浮かんだ。ゆらりとした3本柱に東尋坊、三国、温泉という言葉を配置した。意外にあるようでない、(他の温泉地が)やられた、と思うのでは」と解説した。下の丸いラインを緑色で描き「東尋坊」など3文字は日本海をイメージする青色を使っている。
文字部分にハートマークを配置し「ほっとする温泉」を強調するなど、いろいろなバージョンで展開できる仕組みにした。 マークについて池田市長は「シンプルで分かりやすく親しみやすい。三国と東尋坊を合わせることでPRの相乗効果も期待できる」と知名度アップへの手応えを示した。
同組合などは、11月6日の越前がに解禁に向け宣伝活動に活用していく。
東尋坊三国温泉 福井県坂井市三国町内に三つの源泉を持つ温泉で、1995年に旧町営の温泉施設「ゆあぽーと」オープンに合わせ三国温泉として開湯した。北は浜地から、雄島のある安島、サンセットビーチ前の米ケ脇、宿など旅館や民宿22軒、ゆあぽーとと三国観光ホテルで構成している。