今年初めての「三国朝市」は五日、福井県三国町の三国サンセットビーチ南端の三国温泉ゆあぽ~と駐車場で開かれた。前日夕に水揚げされたカニをはじめとする新鮮な魚介類や野菜、魚肉加工品などが安価で販売され、町内外から訪れた人たちでにぎわった。
朝市は、昨年九月に再編された三国朝市組合(柳田秀男組合長、十六店舗加盟)が実施。初日は十二店舗が参加し、それぞれのテントには越前ガニやガサエビ、アカガレイといった二十種類以上の魚介が並んだ。
午前六時にオープン。朝市名物の「なぎさ汁」が、この日は特別に無料で振る舞われた。エビやカブなどが入ったみそ汁で体を温めた町民や観光客らは早速、テントを巡り品定め。店主らの「とれたて」「安いよ」の売り声に、お目当て以上に袋に詰め込んでいく客も多かった。
三国朝市は十二月までの毎週日曜と祝日、午前六時から同十時まで開かれる。