「越前がには日本で一番おいしいカニ」
田村幸一郎
トップページ > ニュース > 甘い香りとグルメ満喫 水仙まつり開幕 越前町
福井県越前町厨の道の駅「越前」で16日に開幕した第41回水仙まつり。会場に飾り付けられた越前水仙の甘い香りが漂う中、来場者は越前がにや甘エビなどの特産物をじっくりと品定めしていた。
まつり期間中、南越前町河野の河野シーサイドパークで「荒波フェスタ」(23、24日)、福井市の福井新聞社で「水仙いけ花展」(22~25日)、越前海岸の水仙群生地や観光地などを巡るバスツアー(19、26、28、30、31日)が予定されている。
同駅で17日まで開かれる「水仙・カニフェア」では、地元の水産会社など15店舗が出店。越前がにをはじめ、カニ丼やカニ汁など越前町ならではのグルメが並んだ。駅内のアンテナショップでは水仙が販売され、花の香りに引き寄せられるように来場者が次々と購入していた。
会場の一角では「炭火焼きコーナー」も開設。カレイの干物をあぶった小林勇治さん(72)=福井市=は「調味料がなくても味わい深い」と笑顔でほおばっていた。
越前がにが当たるビンゴ大会では、買い物1千円ごとに当たるカードを手にした多くの人が参加。ズワイガニを当てた木村靖夫さん(72)=越前市=は「家族で食べたい」とほくほく顔だった。
水仙の無料配布は17日も午前10時半、午後1時、同3時半からの3回行われる。
まつりを主催する越前海岸観光協会連合会によると、今シーズンの水仙は開花ピークが2週間ほど早まっており、越前町血ケ平の越前岬水仙ランドや同町梨子ケ平の群生地では現在、満開を迎えている。気候が寒くなれば、1月いっぱい楽しめるという。