「かにまつり」のPRに奔走
池野政義
トップページ > ニュース > 2022年10月 > 辛口に? 越前がにPR 社会学者・古市さんコラボ第2弾 福井市ポスター首都圏など掲示へ
11月6日に漁解禁となる越前がにシーズンに合わせ福井市は、社会学者で作家の古市憲寿さんとコラボしたポスター第2弾を制作した。ゆでガニイメージの赤色を多用し、古市さんらしい印象的な言葉とともに越前がにの魅力を伝えるデザイン。2024年春の北陸新幹線県内開業に向けた首都圏でのPRに活用する。
28日に、東村新一市長が市役所で行った記者会見で発表した。本年度展開しているプロモーションの一環で、新たに2種類を作った。
ポスターは古市さんと市のイメージロゴキャラクター「福いいネ!くん」が共演。越前がにを見つめる古市さんの傍らに「カニを食べると無口になる? おいしかったら黙ってられないはずですよね?」「福井でいちばん偉いのは、カニ様? あー、そうですか……」と個性的なキャッチコピーが掲げられている。
11月からJR大宮駅のデジタルサイネージ(電子看板)や東京駅、福井県内の駅などで掲示する。東村市長は「福井は越前がにのイメージが強く、どう売り出していくかが大切。ポスターは古市さんの言葉で考えてもらい、面白い仕上がりになった」と話した。
また新幹線開業に向け、欧州での認知度向上とインバウンド(訪日外国人客)誘致のため、市は12月19日から約1カ月間、パリで観光プロモーションを実施すると発表した。観光ポスターやパンフレットで情報発信。旅行代理店など向けに観光と食、酒を合わせてPRするセミナーも開く。