「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
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福井県あわら市の芦原温泉と坂井市三国町の東尋坊や越前松島水族館などを周遊する県の「あわら三国特急バス」実証運行が23日、スタートした。2014年度の北陸新幹線金沢開業を見据えた二次交通充実への取り組みで、「あわら・恐竜号」などに続く第3弾。利用状況などを検証し事業者が採算を見込めるルート、ダイヤを探る。
午前8時40分から県と両市、観光関係者ら約30人が出席し、えちぜん鉄道あわら湯のまち駅前で出発式が行われた。実施主体のあわら・三国広域観光推進協議会の前田健二会長があいさつし、東尋坊と越前がにのデザインでラッピングを施した専用バスを前にテープカット。早速観光客ら14人が乗り込み出発した。
特急バスは京福バスの金津・東尋坊線を利用。停留所を18カ所に限定し、JR芦原温泉駅からあわら湯のまち駅を経て芦原温泉街、三国町内海岸沿いの観光地を巡る。アテンダントが車内で見どころなどを紹介する。
バス2台を使い1日8便。運行日は24、25日と12月1、2日、来年1月19~21日、26~28日、2月2、3日。運賃は2日間フリー乗車で1千円、小学生以下500円。
運行に合わせて18停留所の運行ダイヤ案内板も新しくした。芦原温泉街のものはランタン付きで茶色が基調、三国方面は青色で、景観に合わせデザイン性を高めた。