長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2012年1月 > 越前ガニ賜杯”里帰り”観光に一役 越前がにミュージアム
二〇〇三年まで大相撲九州場所の優勝力士に贈られていた越前ガニをかたどった優勝カップが、”故郷”の福井県越前町に里帰りした。
越前がにミュージアムで観光客を出迎え、これから本番を迎える観光シーズンにもう一役買うことになった。
優勝カップは、福井県知事賞の副賞として越前ガニの贈呈を始めた二〇〇〇年に県が作製。〇三年まで優勝力士に授与されていた。日本相撲協会から返還後は県で保管していたが、越前ガニや水仙で本番を迎える同町の観光を盛り上げるため里帰りが決まった。
カップは高さ八一センチ、幅六六センチ、重さ一四キロ。日本海の荒波をデザインした飾りの上に、合成樹脂で作られた越前ガニ二匹が取り付けられている。越前ガニを示す黄色いタグも付いたリアルな作りに、訪れた観光客は驚いた表情でじっくり見入っていた。