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刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 2011年11月 > かに、カニ、蟹...越前町と三国でまつり 越前がに催し20日まで
6日のカニ漁解禁から2週間。連日水揚げで活気をみせる福井県坂井市三国町と越前町で19日、日本海の冬の味覚を代表する「越前がに」をPRするイベントが始まった。新鮮なズワイ、セイコガニが並べられ、旬の味覚を求める家族連れらでにぎわった。ほかほかの振る舞い鍋なども人気を集めている。いずれも20日まで。(高村友基、嶋本祥之)
三国温泉カニまつり・坂井市三国町
坂井市三国町の三国温泉ゆあぽ~と駐車場で始まった「三国温泉カニまつり」は、町内の鮮魚店などによる威勢のいい声が響いた。
鮮魚店が軒を連ねる「越前がに大漁市場」では、取れたてのカニがトロ箱いっぱいに詰め込まれた。新鮮な甘エビやイカなど海の幸がズラリと並び、買い物客がじっくりと品定めしていた。恒例のガサエビ鍋は今年も無料で振る舞われ、大勢の人が舌鼓を打っていた。
カニ汁やカニめし、カニラーメンなどが味わえる「三国グルメ横町」や三国の農産物の販売コーナーなども設けられた。越前がにが当たる抽選会も行われ、来場者を楽しませていた。カップルで訪れた福井市の男性(29)は「今年はまだ越前がにを食べていなかったので楽しみにして来た。カニはすごく安かった」と話し、笑みを浮かべていた。
20日は午前6時から午後4時半まで。ガサエビ鍋は、午前9時半、同11時半、午後1時半からの計3回、限定300食ずつ振る舞われる。
越前かにまつり・越前町
越前町観光協会などが主催した「越前かにまつり」は、地元鮮魚店などが過去最多となる20店の販売コーナーを開設した。越前町厨のアクティブハウス越前駐車場の会場では、テント内にカニや鮮魚、干物がずらりと並び、大勢の家族連れらが品定めした。越前がにを県外の知人に発送する姿も多く見られた。
セイコガニ1匹が丸ごと入ったカニ汁(300円)には約400人の行列ができ、用意した500食は午前11時ごろには完売する人気ぶり。
20日は午前9時~午後4時まで開かれ、カニ汁は午前10時から同数を販売する。駐車場は400台分ある。