長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2011年1月 > ”坂井市通”へ75人検定挑戦 上位20人は「かに」難問も
福井県坂井市に関する知識を競うご当地検定「坂井市大好き・かに大好き検定」(福井新聞社後援)が30日、同市のみくに文化未来館で行われた。“初代坂井市通”の称号を目指し市民ら75人が市の歴史、産業、文化など知る人ぞ知る坂井の難問に挑んだ。
旧4町の合併から5年目を迎え、坂井市をもっと知ってもらいたいと、同市春江町のまちおこし住民グループ「春江大好きプロジェクト」が初めて企画した。一昨年、旧春江町に限定した「春江大好き検定」を拡大、出題範囲を市全域に広げた。検定には坂井市をはじめ福井、あわら、大野市などから75人が参加した。
坂井市大好き検定は、同プロジェクトが作成した教科書から、歴史、観光、交通、商工業、農漁業など幅広いジャンルの100問が3択形式で出題された。参加者は「越のルビーを命名したのは誰?」「龍ケ鼻ダムの高さは何メートル?」「春江町本堂観音堂の門は江戸時代には何に使われていたか?」「丸岡鉄道の廃線はいつ?」などの問題に頭をひねっていた。89点の最高点を出した吉村未佳子さん=坂井市三国町錦2丁目=にトロフィーが贈られた。
この後、同検定の上位20人が「かに大好き検定」に進出。越前がにに関する難問に○×形式で解き、橋向秀也さん(33)=同市丸岡町川上=が初代かに検定王に輝き、特大ズワイガニが贈られた。
参加した筬谷公則さん(56)=同市三国町神明2丁目=は「地元三国の問題はなんとか解けたが、丸岡や春江の問題は分からないことばかり。坂井市は広いとあらためて実感した。もっと勉強しなければ」と話していた。