「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2009年11月 > 香港の美食家「越前がに一番おいしい」 西川知事にPR約束
福井県の食を中国のテレビ番組で紹介するため県内で収録をしている香港の美食家蔡瀾(ちゃいらん)さん(70)ら撮影班一行が14日、県庁を訪れ、西川知事と懇談した。蔡さんは「越前がにが一番おいしい」と話し、PRを約束した。番組は1月に香港や広東省を中心にアジアで広く放送される予定。
県が、東アジアで影響力のある著名人と連携して福井県の魅力を発信する事業として誘致した。蔡さんは映画俳優ブルース・リーの作品制作に携わったほか、美食家として有名で多数の著書がある。
蔡さんは香港の民放でグルメ番組に出演しており、世界の食を特集する十数回シリーズの中で本県を1回分放送するという。撮影は3泊4日の日程で12日に本県入りし、三方五湖の民宿や東尋坊、芦原温泉、越前海岸などを巡った。
県庁には、蔡さんのほか、出演者で2008年ミスアジアの姚佳雯(よう・けいぶん)さんら撮影班13人が訪問。西川知事は「福井の自慢の食べ物に加え、県民の生活や価値観を含めて取材してほしい」と歓迎した。
蔡さんは流ちょうな日本語で「日本中巡ったが、北海道のカニよりも、越前がにがおいしい。カニ肉の新鮮さと甘さがたっぷり」と絶賛。撮影中の協力にも感謝した。
県は蔡さんをふくいブランド大使に委嘱した。外国籍では3人目。