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「むちゃくちゃ仲良し」3人組 水仙娘、まつり盛り上げ

2012年01月19日

イベント

水仙まつり来場者に越前水仙を配る(右から)竹内さん、埴さん、宮本さん=14日、越前町の越前岬水仙ランド 14日に福井県越前町で開幕した第37回水仙まつり(越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催)で、水仙とともにまつりに彩りを添えるのがキャンペーンレディーの水仙娘たち。今年は同町の宮本夏姫さん(20)、福井市の竹内あいさん(22)、鯖江市の埴(はに)美紗子さん(24)が務める。3人は昨年10月に水仙娘に選ばれて知り合ったばかりだが「むちゃくちゃ仲良し」(宮本さん)。これまでの研修やPR活動を通して築いたチームワークで、まつりの盛り上げに一役買う。

 「まさか自分が選ばれるとは」-。そんな思いから始まった水仙娘としての活動。越前海岸の魅力やもてなしのマナーを学ぶ講習会、県内外でのPRなど、まつりを成功させようとひた向きに頑張ってきた。次第に「私たちが越前海岸や水仙まつりのPRを任されているんだ」(竹内さん)という責任感も芽生えてきた。

 14日のまつり初日。3人は「これまでのPR活動の成果が出る。たくさんの人が来てくれるだろうか…」という緊張の中で迎えた。時々雪がちらつく寒い天候だったが、水仙の無料配布には開始前から多くの人が列をつくった。竹内さんは「並んでまで水仙をもらってくれて感動した」と笑顔をはじけさせた。

 代々受け継がれているかすりの着物は薄手で、この季節にはつらい一面もある。それでも埴さんは「また来年も行こうと思ってもらえるイベントになるよう、寒さに負けず頑張りたい」。笑顔が自慢の3人は、最後まで元気に来場者をもてなす。(岩崎大樹)

×  ×  ×

 越前町や南越前町などを舞台にした「第37回水仙まつり」は29日まで開かれる。日本海の風雪に耐えながら、凜(りん)として咲く越前水仙の魅力を発信しようと活動している人たちを紹介する。


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