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納谷一也
トップページ > ニュース > 2009年9月 > 「蟹の淡雪」番組で反響2万個超 福井・開花亭の高級生ふりかけ
料亭の開花亭(福井県福井市中央3丁目、開発毅社長)が作った高級生ふりかけ「蟹(かに)の淡雪」がテレビ番組で紹介され、一躍全国から注目を浴びている。開花亭には25日の放送中から問い合わせや注文が相次ぎ、26日までの受注は約5800件2万5千個。大量生産できないため発送まで半年以上かかる状況で、うれしい悲鳴を上げている。
商品が登場したのは、TBSテレビ「紳助社長のプロデュース大作戦!」の企画「めし友グランプリ2011」。日本全国から公募した漬物やふりかけなど353品の「ご飯の友」からナンバーワンを決定する。
全国を6ブロックに分け、1次審査で中部・北陸ブロックの最終3候補に残っていた「蟹の淡雪」は、放送された代表決定戦で全審査員が満点をつけ、同ブロック代表に選ばれた。一般参加の最終決戦は2月2日から東京で試食・投票が行われ、グランプリに選ばれると、新宿高島屋での販売権が与えられる。
「蟹の淡雪」は、ズワイガニの足の身をほぐして福井の地酒と酢に浸し、湯煎して仕上げた生ふりかけ。カニのうまみを凝縮し、ふわふわした食感を実現した。料亭メニューの一つだったが、2009年に商品化し、東京の百貨店で販売。10年秋には全日空の機内食でも提供された。ブロック審査で、審査員らは「ごちそうを食べている感じ」などと高く評価した。
開発社長は「地方独自の食を通じて地域活性化を目指す番組のコンセプトに共感し応募した。商品への関心はもちろんのこと、福井が食べ物のおいしい県だと知ってもらう良い機会になったと思う」と話している。
1袋70グラムで1365円。同社ホームページ(HP)の特設ページから購入予約ができる。。
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