漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2009年1月 > 特産ブランド品を観光客にPR 越前がに、若狭がれいなど
福井米や若狭牛など福井県特産ブランド品の新PR作戦として県は、ブランド品を大型トレーラーに積み込み、県内のスキー場や海水浴場で県外観光客に売り込む「特産ブランドギャラリー」事業を本年度からスタートさせる。
特産ブランド品は、福井梅や花らっきょ、越前水仙、越前がに、昇竜まいたけ、若狭がれいなど二十一品の農林水産物。これまでは、東京、大阪で開催するインビテーションフェアなどで県外の不特定多数の人を対象にPR活動を繰り広げてきた。今回は本県を訪れた行楽客にターゲットを絞った。
出前先は、京阪神方面からの客が大半を占める高浜町の和田海水浴場と勝山市のスキージャム勝山。いずれもピーク時の七月中、下旬と二月中、下旬の土、日曜日四日間ずつ実施する。
イベント用大型トレーラーの車内でブランド品の無料試食会を開くほか、屋外でもバーベキューや大なべ料理、プレゼントクイズを行い集客を図る。同時にアンケートも集める。県経済連や県森連、県漁連ともタイアップして販売も行いたいとしている。
県農業経済課では「福井の自然の良さを知り、楽しんでいる人に福井で育った作物を味わってもらうことで、PR効果は高まるはず」と期待を寄せている。三カ年計画で本年度は事業費一千万円を計上した。