競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2000年10月 > 蟹と水仙の文学コンクール入賞作一冊に 俳句や詩65点紹介、越前町
福井県越前町はこのほど、本年度の「蟹と水仙の文学コンクール」(福井新聞社共催)の作品集を発刊した。大賞、奨励賞、佳作に選ばれた65作品を収録している。
同コンクールは、文学を通して地元の特産品をPRしようと毎年実施している。越前がにと越前水仙を題材にした俳句、詩を小学、中学、高校、一般の4部門で全国から募集し、俳句4281句、詩663編が寄せられた。
作品集では、俳句の一般の部大賞に選ばれた山口美智女さん(越前市)の「独り居の余生の贅やせいこ蟹」や、詩の高校生の部大賞に輝いた小木麻莉子さん(仁愛高)の「水面へ」など、豊かな感性でつづられた作品を紹介している。
「当日投句の部」の入賞作品や、選者を務めた全国俳句団体「鶴」主宰の星野麥丘人(ばくきゅうじん)氏、現代詩作家の荒川洋治氏らの選評も掲載している。
280部発刊し、県内外の図書館などに配布した。