競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 1997年10月 > 「蟹の坊」南青山291横に出店 越前がにPR、望洋楼(坂井)
福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」(東京・南青山)に併設する飲食店スペースに旅館など経営の第一望洋楼(本社坂井市三国町、刀根瑛昌社長)が出店することが27日、決まった。現出店者の賃貸契約が来年3月末に終了するのに伴うもので、同4月に契約し同6月ごろの開店を目指す。
店舗名は「旬彩旬食 越前蟹(かに)の坊」で、ろばた焼きスタイルにして越前がになど福井から直送の新鮮な魚介類を提供。いけすを設置するほか、カニの釜ゆでやそば打ちの実演が見えるような造りにする。都内へは初出店で、初年度売り上げ約1億円を目指す。
同日、県庁で会見した刀根社長は「大量に水揚げされ安定した価格で仕入れることができる魚介類を瞬間冷凍して食材に使うなど工夫し、手ごろな価格で提供していきたい」と述べた。
飲食店スペースは約165平方メートルで、県が賃貸する形。県が次期出店希望者を8月から9月にかけ公募し、福井のPRにつながる経営計画かどうかなどを審査して、同社に決めた。
越前がに漁は11月6日に解禁を迎える。
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ズワイガニの中でも、最高級品に格付けされる「越前がに」。味覚の王者を本場で食べてみたい、美味しい食べ方を知りたい、もっと深く知りたい、という方へ-。福井県の歴史や文化とともに紹介します。
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