競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 1996年10月 > 買いたい産品「越前がに」は16位 地域ブランド全国調査
地域ブランドに関する調査、コンサルティングを行うブランド総合研究所(本社東京都、田中章雄社長)は、全国の産品ブランド調査を実施。福井県からは食品分野の購入意欲度で「越前がに」が十六位だった。
調査は四百六十八件の産品についてインターネットで一月に実施。五千七百七十六人が回答した。
食品の購入意欲度の一位は松阪牛(三重県)で53・4%、次いで夕張メロン(北海道)、讃岐うどん(香川県)の順。非食品分野は輪島塗(石川県)がトップだった。
食品の中でも魚介類だけに限定すると、越前がには購入意欲度が三位、認知度は二位。越前和紙も和紙の八つの産地ブランドの中では購入意欲度が美濃和紙に次いで二位だった。
田中社長は「福井には優れた産品が多くあるが、消費者側からみると単体のイメージにとどまっている。料理、祭り、加工品といった付加価値をプラスし、販売面で発展させられる取り組みが必要」と分析している。