長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 1996年10月 > 越前がにファンら福井の味覚堪能 東京からツアー
福井県福井市出身で県認定の「ふくいの食アンバサダー」友田晶子さん(47)=東京=が案内する旅行ツアーで、東京の“越前がにファン”ら6人が5日、本県を訪れた。本場のカニや地酒を堪能した。
友田さんは、越前がにや地酒を紹介する食事会を都市圏で開くなど、県産食材の普及に努めている。今回は、産地で新鮮なカニを味わってもらおうと「絶品ズボガニと福井の地酒と温泉を楽しむツアー」を企画した。
越前町厨のかねとも水産でズワイガニやズボガニ(ミズガニ)を味わった。友田さんはズボガニを「みずみずしいのが特長。全国、世界に誇れる福井の旬の食材」と紹介。参加者はゆでたての足のむき身やみそをおいしそうにほおばっていた。
初めてズボガニを食べたという土居悦子さん(33)は「とてもジューシーでぷりぷりしている。ズワイとは違ったおいしさがある」と話していた。
一行は鯖江市吉江町の蔵元「加藤吉平商店」で酒蔵を見学、「梵」を試飲した。芦原温泉に宿泊し、6日は東尋坊などを訪れる。