長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 1996年5月 > 越前がにモチーフにご当地ヒーロー誕生 ローソンの販促品に採用
福井県福井市の会社員、諏訪真彦さん(28)が越前がになどをモチーフにして作ったご当地ヒーロー「超越前進(ちょうえつぜんしん) ゴーイクザー」が、コンビニ「ローソン」の販促品に採用された。全国45種類のご当地ヒーローのイラストシールが当たる全国的なキャンペーンで、16日から一部の飲料水に付けられ、店頭に並ぶ。諏訪さんは「県内でもっと知ってもらえるように、活動を増やしていきたい」と話している。
学生時代に関わった国際交流イベントで「子どもたちを楽しませたい」と思ったことをきっかけに2011年秋、ご当地ヒーローの制作を始めた。昨春就職してからも休日などに一人でこつこつと作業し、プラスチックや厚紙などを組み合わせてマスクとボディーを1年がかりで完成させた。
昨秋、同市で開かれた国際交流のイベントで“デビュー”した。県内の病院が制作中の心肺蘇生法を紹介する映像に出演。交流サイト「フェイスブック」で専用ページも開設した。
日本海をイメージした深い青色を基調に、マスクは目玉とはさみを上に突き上げ、鋭い脚を顔の左右に広げた越前がにをデザイン。眼鏡の産地をアピールするため、黒縁メガネを掛けた。名前は「越前(福井)がぐんぐん前に進んでいくイメージ」で「超越前進」、さらに英語の「ゴー(go)」と「いくざ(行こう)」という福井の方言を組み合わせて付けた。
キャンペーンの販促会社(東京)によると「地道な活動がヒーローの原点。今後注目を集めそう。応援したい」と採用。シールは4・8センチ四方で、ビニール袋に入れてお茶と炭酸飲料のペットボトルに付けられる。
諏訪さんは「いきなりの全国区で驚いたけど、素直にうれしい。仕事もありなかなか活動できないけど、頑張っていきたい。福井の魅力を全国、世界へ発信していく」と意気込んでいる。