「越前がには日本で一番おいしいカニ」
田村幸一郎
トップページ > ニュース > 「高浜産」新商品食べて 敦賀開業向け20種完成
来春の北陸新幹線敦賀開業を前に、福井県高浜町の魅力発信へ若狭高浜観光協会が地域商社「まちから」と連携し開発した土産品などの新商品お披露目会が3月8日、同町塩土のシーフードマーケット「UMIKARA(うみから)」で開かれた。うちうらレモンを使った洋菓子やタイの漬け丼など約20種類あり、観光客へのPRにつなげる。
高浜の魅力PRへ町産の農水産物などを活用した新商品の開発を昨年から進めてきた。この日は町内の民宿関係者ら約30人に披露。新商品の説明を受けて試食を行い、味や販売方法に関する意見交換を行った。
同町を舞台にした絵本「はらぺこシジミ」のキャラクターやタイがパッケージを飾る箱菓子には、シイラの焼き印を入れたまんじゅうやタイをモチーフにしたサブレが入っている。このほか特産のうちうらレモンで作ったレモネード素材をトッピングしたフィナンシェ、高浜小児童が考案した魚の形をした人形焼きもある。うみからや民宿、町内イベントなどでの販売を目指している。
高浜漁港で水揚げされた連子鯛(れんこだい)の漬け丼、杜仲茶(とちゅうちゃ)のパウダーを混ぜたチーズケーキは、うみからでの販売やふるさと納税の返礼品としての活用が始まっている。価格は100~4千円台まで幅広く、県外客からの人気も高いという。
旅館経営者の山本美幸さん(60)は「高浜の魅力が詰まった商品を海水浴客に旅館で販売してみたい」と話した。