長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 越前がに漁解禁 豊漁期待 「極」80万円
福井県が誇る冬の味覚「越前がに」の漁が6日、解禁された。福井県越前町と坂井市三国町の漁港で、取れたてのカニが次々と水揚げされた。越前漁港で2匹が最上級ブランド「極(きわみ)」と認定され、このうち1匹は過去最高の80万円で落札された。
県水産課によると、これまでの最高額は2017年と20年の46万円。三国漁港では、初競りで極はなかった。
5日夜、越前町漁協所属の底引き網漁船45隻、坂井市の三国港機船底曳網漁協などの10隻が順次出港。沖で日付が変わるのを待ち、6日午前0時の解禁と同時に一斉に網を入れた。
県水産課によると、越前、三国両漁港のこの日の水揚げ量は、雄は昨年より少ない約8200匹、雌のセイコガニが昨年並みの約15万匹だった。「初競りの相場は雄が昨年よりやや高値、セイコは昨年並み」という。
漁期はセイコが12月31日、雄は来年3月20日まで。